進化する介護


今日は「進化する介護 in 千葉」にいく。美味しい梅おにぎりを頬張り・・・チラホラと雪が降り、シンシンと染み渡る冬の寒さが和らぐことはない。今日はわざわざ顔なじみの患者さんまで駆けつけてくれたし、モチベーションの高いヘルパーさん達の集まりだけあって、講義も集中して聞いてくれたかな。
福祉職のことを知らない人もいるので、私の理解していることを述べるね。国家資格であるのは介護福祉士、公的意味としてヘルパー1-3級まである。近いうちにヘルパー制度が変わって、介護福祉士、またはそれと同等の研修を受けていくことが必要となり、これはかなり大変。片手間で主婦が簡単にやれる仕事ではないし、お金だってかかってくる。その割には賃金は安いし、それでいて医療職よりかなり制限がある。つまり、やっていけないことだらけ。
そんな中、「進化する介護」で育成する介護職員は「重度障害の介護」であり、介護保険でも足らなくなった時に発生する障害者自立支援法による重度障害の時間枠で入る「にわかヘルパー(この言葉が正しいかわかりません)」であり、基本的には数日の研修で重症患者の在宅に長時間滞在する形式が多い。受講生は学生から主婦、定年後の男性達も多い。そんな人達に快心の一撃をくらわす講演をしたくて、いろいろ、語ってしまった。講演後に「勇気がもらえました」「すごい、解り易かった」という声やファンからバレンタインチョコまで貰っちゃって、ありがたいことです。患者さんやその家族のふれ合いを通して、すごく刺激を貰えるし、そこで働くヘルパー達は、ある意味、「オールマイティ」。事業所の覚悟の問題でもあるんだけれどね。今後、こういうところにも規制がかけられて、患者にとって苦しくならなければいいけど、まだまだ必要としている人がたくさんいることを私は知らなきゃ行けない。
お仕事終わって、豪華客船並のお見送り。お見送りで並ばれると恐縮しちゃう。やっぱ、介護 VS 看護の図式は在宅では火花が散るもんなのね。私は使えないナースより使えるヘルパーの方が好きだな。