いよいよ発表です


さて、いよいよ今夜、発表です。
気合い入れて地下鉄でいきます。
ミラノは地下鉄が一番動き易いです。

昨日よりは迷子になりませんでした。
でも、朝は真っ暗。
ミラノ市内でもちょっと踏み込むには怖い公園でした。

さて、野菜のない朝ご飯を食べて、行きますかぁ。

ポスター貼って、
あっ、デザインなら何処にも負けてません(笑)。

今回もSOD1やTDP43、遺伝や蛋白の話、ALSとFTDの話・・・
PET等の画像診断、そしてバイオマーカーと盛りだくさん。
でも一番は関心ごとはスーパーメタボリックな話。
ALS患者さんの発症初期の痩せは
食べていないとか、
筋萎縮が進行・・・だけでは語れない。
運動神経細胞が死滅すると
それに代償する神経細胞が頑張る。
頑張ると代謝が亢進するといった異常が起き、より壊れていく。
結果痩せていく。
別にこの話は目新しくはないし、
事実、多くの患者さんは10kg痩せて症状が進行する。
その仮説が凄い。
その神経細胞の死滅は頑張っている局所の負荷理論問題だけではなく、
ジェネラルにも広がっていく。
上肢型が下肢へ、球麻痺へと広がるように。
それはなんらかのアクチベーションが起こり、
おこってしまったら止められない。
じゃ、これを止めるには・・・。
使い過ぎで昨日の代償が起き、結果、壊れて全身に広がっていくなら、
使わせないという逆転の発想。
例えば、BTXを使ったり、筋肉を間引きしたり、下肢型なら脊髄離断する。
まさに腫瘍に対する治療そのもの。
なーんて仮説の領域だけど、そんなことがあるなら
運動負荷の軽減が得られるHALの意味付けも重くなる。

その片隅でシコシコ進めていた大学論文。
異様な枚数書いてます。
でも、ミラノの地で終わりまで書けました。
後は、こんな枚数を受け取る査読者に神頼み。

世界のパメラさん登場。
この人が、呼吸の世界でTop。
中山さんと繋がっているよね。
頑張って、存在を認めてもらえるように・・・

発表は程よい緊張感・・・なわけもなく、
みんなワイン片手に気軽に話し合うという凄いシステム。
学会中にワインどんだけ飲んでるんですか・・・。
なぜかインド人からMIC、LICは大好評。
これはビジネスをインド展開できるかもしれません笑
日本の先生方にも注目してもらって役割は果たしたかもね。

高橋先生と夜の街に繰り出し、夜のドォーモへ。
今夜はスカラ座こけら落としだったため多くのの警察官が出動、

我々庶民は中に入れませんが、

オペラ音楽を聴きながらオーロラビジョン下のレストランで美味しくヒレカツ頂きました。

高橋先生は真剣・・・ご飯そっちのけで完全に固まってます笑